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誰のための福祉か~走りながら考えた~(岩波書店)浅野史郎 著DL判・並製・カバー・256頁■品切重版未定■1996年5月15日
■ISBN4-00-260265-6 C0336

無党派浅野知事の出身は厚生省,福祉が専門だ。汚職県政浄化と食糧費問題等に追われつつ,あるべき地域福祉の実現に東奔西走と超多忙,しかし早朝ジョギングの間に考えた福祉論が1冊分。佐高信氏との対談を収録。

朋はみんなの青春ステージ~重症心身障害の人たちの地域生活を作る~(ぶどう社) 1553円+税(A5判・152頁)
「重症心身障害」のみんなに、青春を輝かせる場をプレゼントしてあげたかった。 24年前の出会いからずっと一緒に歩んできた物語。

プロローグ  いつかみんなと「Rejoice」
1章  生を鮮やかに浮かび上がらせて
2章  青春の舞台を贈りたい
3章  舞台は地域へと広がり
4章  共に新しい価値観を創る喜び

障害者の介護保障訴訟とは何か!~支援を得て当たり前に生きるために~(現代書館)
藤岡毅・長岡健太郎 著  価格:1600円+税
ISBN978-4-7684-3526-7 

 重度の障害があっても地域で自立して暮らすための介護が全国どこでも平等に保障されなければならない。自治体ごとに大きな格差がある現実を踏まえ、介護保障の法的権利性と、行政交渉と訴訟の手引きをまとめた本。

[著者紹介・編集担当者より]
 障害は誰にでも起きうる普遍的現象にもかかわらず、長い間、障害ゆえに必要な介護や支援の多くを一部の人や家族が負担してきた。どんな重度の障害があっても、地域で自由に暮らすことは基本的人権であり、障害者が基本的人権と自由を確保するためには、介護保障が不可欠である。本書は、具体的な事例に即して行政との交渉法、裁判での闘い方を詳しく紹介するとともに、人権問題としての介護保障を論述。

【目次】

 はじめに
序章 客観的状況
第1章 人権・権利としての介護保障
 1 憲法
 2 障害者基本法
 3 障害者権利条約
 4 障害者制度改革
 5 障害者総合支援法
 6 身体障害者福祉法他
 7 判例
第2章 自立生活運動と介護獲得の歴史
 1 障害とは、自立とは何か
 2 1960?70年代の日本
 3 アメリカにおける自立生活運動の起こり
 4 1980年代からの日本
 5 まとめ
第3章 法制度の歴史
 1 身体障害者福祉法
 2 知的障害者福祉法
 3 精神保健福祉法
 4 支援費制度
 5 障害者自立支援法
 6 違憲訴訟の提起
 6 障害者総合支援法
第4章 裁判での闘いと判例
 1 措置時代
  【大阪市ホームヘルプ訴訟】【高訴訟】
 2 支援費制度時代
  【第一次鈴木訴訟】【船引町支援費訴訟】
 3 障害者自立支援法における判例
  【第二次鈴木訴訟】鈴木敬治〈僕の自立生活と移動介護をめぐる二つの裁判〉
  【石田訴訟】石田雅俊〈裁判を経験して〉
  【和歌山ALS訴訟】〈和歌山ALS訴訟の原告Bさんの奥様の声〉
  【〈問題判決〉札幌鬼塚訴訟一審判決】
第5章 行政裁量の本質とは
 1 行政裁量とは
 2 裁量基準は合理性を有することが必要
 3 裁量基準と個別事情配慮義務
 4 「要考慮事項の考慮不尽」
 5 行訴法から考える「要考慮事項」
 6 「9項目勘案事項」について
第6章 制度の仕組み
 1 どのような制度があるか
 2 障害者施策と介護保険との関係
 3 障害者総合支援法に基づく在宅系施策
 4 障害者総合支援法に基づく訪問系施策の利用方法
 5 支給決定を争う方法
第7章 交渉・申請・不服審査・裁判
 1 手続きの全体像
 2 サービス等利用計画の作成―代理人弁護士には相談支援員の協力が不可欠
 3 「申請一発主義」
 4 交渉
 5 不服審査
 6 仮の義務付け
 7 訴訟
 8 障害者の権利保障を求める訴訟は公益訴訟
第8章 裁判をしないで決着した事例
 1 2010年 某市
 2 2012年 T市の事例
第9章 不服審査手続きにおける裁決の例
第10章 介護保障を考える弁護士と障害者の会 全国ネット
 1 発足集会
 2 法的な支援を誰にでも
 3 会の活動内容
 4 全国での介護支給量事件
 5 弁護士一般会員の募集
第11章 資料・情報・書式編
 参考文献/判例文掲載誌・判例評釈・判例解説等
 あとがき 

 

全盲の僕が弁護士になった理由~あきらめない心の鍛え方~(日経BP社)

大胡田誠 著  価格 : 1,575円(税込み)
ISBN : 978-4-8222-6437-6  
発行日 : 2012/03/26

内容紹介

 なぜ彼は、光を失っても絶望せず、軽やかに笑って生きているのか・・・

 全盲弁護士の生き様には、全ての困難を突破するヒントが隠れている!

●困難な目標を達成する突破力とは?

●顔を見ずに人の心を読むテクニックとは?

●苦難をエネルギーに変える思考法とは?

 震災、不況、高齢化・・・。逆風だらけで「できない理由」が身の回りに溢れているいまだから読みたい1冊

 全盲弁護士・大胡田誠の半生を描く本書の企画はそこから始まった。12歳で視力を失いながらも弁護士を志し、8年の苦学を経て司法試験に合格。町弁(町医者的弁護士)として深刻な悩みを抱える依頼者を支える一方で、全盲のパートナーと結婚し、子育てにも奮闘する。 どんな逆境にあっても、人生を「楽しむ」ことを諦めない。そんな著者の生き方に迫る。困難と闘うすべての人に贈る、汗と涙の奮闘記。身近で素朴な疑問から弁護士の仕事の裏側まで、ハンディに負けずに明るく生きる秘訣を紹介する。

【目次】

●序章 ある受刑者からの手紙
  被害者に土下座/声にならない声/痛みに寄り添う 他

●第1章 全盲弁護士の仕事術
  IT機器を駆使する/法廷で勝つために/耳で読む 他

●第2章 光を失って
  初めての絶望/最後の景色/人生を変えた一冊 他

●第3章 司法試験
  初挑戦で木端微塵に/法務省の門を開く/限界の先にある自分 他

●第4章 家族
  全盲のパートナー/震災、そして出産/全盲夫婦の子育て 他

●終章 見えない壁を打ち破る
  悪意のない差別/一言で世界が色づく 他

 

ありのままの子育て~自閉症の息子と共に1~(ぶどう社)
明石洋子 著 1785円(税込)

 この本は、超多動の徹之に振り回されながら、どう育てていいかわからず、涙に明け暮れていた頃から、地域に飛び出して試行錯誤しながら、地域に仲間や支援者を見つけていった過程を書きました。
  最初から強い親はいません。わからないだらけの自閉症児を抱えて、地域に飛び出すのは、足がふるえます。でも、勇気を出して最初の壁をひとつ乗り越えてみましょう。そうすれば、あなたはきっと感動に出会うでしょう。
 この本が、あなたに知恵と勇気をプレゼントできたら、嬉しく思います。

はじめに 

1章 他の子となんか違う…… 
  つのってくる子育ての不安
  「発達に遅れがある」と言われ
  どうしたら治るの? どう育てればいいの?

2章 子育ての再出発 
  やっと障害児のお母さんたちと会えた!
  地域の中に生活やQOLに必要な場所を確保して
  「超多動」のおかげで、いろんな方と知り合えた

3章 弟が生まれて 
  きょうだいって、いいなあ

4章 人って、心地いいよ 
  お父さんとの関係をつくることから
  子ども同士のかかわりをつくりたい

5章 弟と保育園へ 
  保育園に入れさせてあげたい
  ようやく保育園に入れた
  私は、仕事に、ボランティアに

6章 地域の小学校へ 
  普通学級に行かせたい
  親子で学校生活を体験
  普通学級と特殊学級のあいだで
7章 佐賀に家族で引っ越し 
  ご近所デビューも、学校デビューも
 「なぜ、養護学校に行かないのか」と聞かれて
 「親の愛情が足りない」と言われて
  なんとかして、この地域を変えたい!

8章 新しい小学校で 
  素晴らしい先生に出会えた!
  夏休みはキャンプで楽しく!
  キャンプから療育にも

9章 いつもみんなに囲まれて 
  転校して、再び園田先生に
  クラスの「お客さん」ではなかった
  いたずら
  共に育てば、自然に良いかかわり方が

10章 スケート教室・水泳教室 
  アイススケート日曜学級
  障害児のための水泳教室

11章 宝物の思い出文集 
  二八九人の方からメッセージが
  徹之が徹之らしく、私が私らしく

  あとがき

自立への子育て~自閉症の息子と共に2~(ぶどう社)
明石洋子 著 1785円(税込)
 今「できるように」ではなく、「幸せに」を願って「幸せに」を願ってそれは「思い」を育てることから「思い」が育った子供はきっと「自立」します 
 NHKテレビで大反響!川崎市で公務員として働く、知的障害の重い自閉症の明石徹之さんの物語

1 どう育てたらいいのか 

1章 「治す」から「ありのまま」へ 
  自閉症を治して普通児にしたい
  自閉症は「脳の中の障害」

2章 「自立への思いと力」を育てたい 
  「自立のスキル」を教えたい
  「社会のルール」を教えたい
  「人との関わり方」を教えたい

3章 兄弟の力を借りて育てる 
  失った自信を回復させてくれた
  兄も、弟も、愛情を込めて
2 どうやって育てるのか 

4章「本当のことば」を、どうやって育てるか 
  なぜ、話してくれないの?
  ことばが出てくるまでには
  欲しいものを、ことばで言う
 「二者選択」で答えさせる
  体験したことを、ことばにする

5章 生活に必要なことを、どうやってしつけるか 
  トイレでオシッコができるまで
  自分できれいにできるように
  人前で絶対おちんちんを出さない
  偏食を、どうやって直すか

6章「超多動」を追いかけて、地域の中へ 
  もうどこに行ったか、わからない
  彼の世界に一緒に入り込んでみたら
  街の地図を書いて
  地域の方の協力で「挨拶」を身に付ける
  ハラハラドキドキの「一人外出」

7章「こだわり」を利用して、お手伝いへ 
  とにかく水が大好き!
  「水大好き」を利用して、お手伝いへ
  「ものとお金の交換」を練習する
  「お金は働いて得るもの」を教える

お仕事がんばります~自閉症の息子と共に3~(ぶどう社)
明石洋子 著 2100円

 「お仕事がんばります」ということばで、自分の人生を切り開いていった、徹之の生きざまを見てください。
  障害があっても、素敵な人生を歩んでいます。地域で幸せに生きる道、それは「地域で自立する」こと。それには、生活の中で「生きる力」を育て、楽しい体験から「自分の思い」を育て、「自立への思いと力」を育てよう。
 そして、社会に出て「働いて楽しめる大人」をめざそう。中学校時代から、作業所やお店で働く体験を重ね、定時制高校で、働きながら楽しい青春時代を過ごし、卒業後は公務員試験を突破して、川崎市職員として働いている明石徹之さんとお母さんのチャレンジ!

序文 人が幸せになる知恵と勇気と行動が、ここにある 戸部けいこ 

はじめに

1章 中学校時代から、「働く大人」を目標に
  「あずさの会」で親同士、知恵を出し合って
  中学校は特殊学級へ
  地域の子どもたちと一緒に学齢児活動
  PTA広報委員長の仕事を楽しく
  私が先回りしないで、徹之が自分で
  一人で日帰り旅行へ
  「地域で自立する」を目標にしよう!
   初めての職場実習

2章 作業所で、お店で、働くことを体験 
   中学校卒業後の進路を考える
   地域作業所「フォーラム幸」で学ぶ
   地域作業所「あおぞらハウス」をつくる
  「あおぞらハウス」は八百屋さん
   立ち退きの危機を乗り越えて
   地域に巣立っていくことを願って
  「ジョブコーチ」の試み
   文房具店の太陽堂でアルバイト
   心配していたことが起きた!
   仕事のやり方は、目で見てわかる方法で

3章 高校の扉を開いて、楽しい青春を 
   高校の扉をたたく
   弟、政嗣の読書感想文
   ドキドキの入学試験
   充実した楽しい高校生活
   小島吾朗先生との出会いに感謝
   周りのみんなを明るくしていく
   なぜ数学が大好きになったか
   わかりやすくサブノートをつくって復習
   川崎高校には、いい思い出がいっぱい!

4章 公務員へチャレンジ! 
   清掃車に乗ります! 公務員になります!
   清掃局のアルバイトにチャレンジ
  一緒に仕事できない、辞めてもらいたい
  今度は、大師公園でアルバイト
  「知的障害者の公務員採用」の道を開きたい
  公務員試験を受験
  一度で合格! 夢のよう
  「公務員合格」をお土産に、沖縄のシンポへ

5章 清掃局で、老人ホームで、働く
  採用通知が来ない
  清掃局「堤根処理センター」で働く
  職場での仕事ぶり
  仕事のやり方を覚える
  知的障害者の公務員雇用を進めてほしい
  特別養護老人ホーム「多摩川の里」で働く
  ピエロでパフォーマンスの才能が開花!
  「心のバリアフリー」を願って

6章 地域発・当事者発の地域支援をつくる 
  街中にグループホームをつくろう!
  重い自閉症の人のグループホームをつくる
  障害の重い人こそグループホームの方がいい
  「サポートセンターあおぞらの街」をつくる
  支える手が、家族からサポートセンターへ 
  地域のみんなで支える、本当の「地域福祉」を

おわりに 

獄窓記(新潮社)第3回 新潮ドキュメント賞受賞
山本譲司/著
ISBN978-4-10-133871-2
発売日:2008/02/01
 国会議事堂から監獄へ。彼を待っていたのは「刑務所内の掃き溜め」と呼ばれる場所だった――。新潮ドキュメント賞受賞。

 政治家の犯罪。それは私が最も嫌悪するものだった――。三十代の若さで衆議院議員に当選した私は、秘書給与詐取事件で突然足元を掬われる。逮捕、そしてまさかの実刑判決。服役した私の仕事は、障害を持った同囚たちの介助役だった。汚物まみれの凄惨な現場でひたすら働く獄中の日々の中、見えてきた刑務所の実情、福祉行政への課題とは。壮絶なる真実の手記。新潮ドキュメント賞受賞。

 主な著書
2003年12月、事件の反省と433日間の獄中生活を綴った手記『獄窓記』をポプラ社より出版。
同著が「新潮ドキュメント賞」を受賞。TBS系列にてテレビドラマ化される。
2004年11月、『塀の中から見た人生』(安部譲二氏との共著・カナリア書房)を出版。
2006年9月、『累犯障害者』(新潮社)を出版。
2007年6月、『少年犯罪厳罰化 私はこう考える』(佐藤幹夫氏と共編著・洋泉社)を出版。
2008年1月、文庫版『獄窓記』(新潮社)を出版。
2008年2月、『続 獄窓記』(ポプラ社)を出版。
2008年3月、『精神障害と犯罪』(共著・南雲堂)を出版。
2009年1月、『犯罪からの社会復帰とソーシャル・インクルージョン』(共著・現代人文社)
を出版。
2009年4月、文庫版『累犯障害者』(新潮社)を出版。
2012年 4月、『覚醒』上下巻(光文社)を出版。

 

高山直樹 公式ホームページ

障害者本人中心の相談支援とサービス等利用計画ハンドブック(ミネルヴァ書房)
朝比奈ミカ・北野誠一・玉木幸則 編著 定価:2,400円+税
ISBN9784623066025 
出版年月日:2013年07月15日 
 「自己決定をしない人はいない」。障害関係の法制度の改正により、2012年4月から3年の間に、サービスを必要とするすべての障害児・者に、サービス等利用計画を立てることが必要になりました。本書は、障害者本人の希望やニーズに基づく「本人中心」のサービス等利用計画を作成・実行・モニタリングできる相談支援専門員を養成し、その人らしい生活を応援するためのハンドブック。
[ここがポイント]
◎法改正によるサービス等利用計画に関わる、相談支援専門員またはめざす人に向けたテキスト
◎現在西宮市で取り組んでいる各種フォーマットを、わかりやすい使い方ともに提供
◎「本人中心の相談支援」に取り組んでいる事例を紹介

はじめに――本書の目的・概要・対象(北野誠一)
 序 章 本人中心相談支援の考え方とその重要性(玉木幸則)

  第Ⅰ部 理論編
 第1章 本人中心相談と支援計画の理念と展開(北野誠一)
 1 相談支援とは
 2 選択肢の展開と本人中心アセスメント
 3 本人中心計画会議と本人中心支援計画
 4 支援サービスの開発と権利擁護
 5 モニタリングと社会参加・関係の改善・調整
 6 一定の権限と方法と手続きに基づく活動とプロセス

第2章 わが国における本人中心相談と支援計画の課題(北野誠一)
  1 基幹相談支援センターと特定相談支援事業等
  2 本人中心の理念に基づく制度設計
  3 本人中心相談と支援計画に対する疑問への答え

第3章 障害者相談支援の法・制度の実際(大谷 悟)
  1 障害者をめぐる状況の変化と相談支援
  2 相談支援とケアマネジメント
  3 障害者福祉制度の変遷
  4 相談支援の法・制度の概要
  5 自立支援協議会と基幹相談支援センター

第4章 本人中心の相談支援と権利擁護(上田晴男)
  1 相談支援における権利擁護支援ニーズの状況
  2 権利擁護支援としての相談支援
  3 障害者ケアマネジメントと権利擁護

  第Ⅱ部 実践編
 第5章 西宮市における障害者相談支援システムと本人中心支援計画等の展開(北野誠一)
  1 これまでの西宮市の障害者政策と相談支援システム
  2 西宮市における障害者相談支援システムの展開

  第Ⅲ部 事例編
 第6章 最重度障害者の支援計画とその実践(上野典子・北野誠一・清水明彦)
  1 インテークとアセスメントに基づく事例の概要
  2 本人中心計画会議と支援計画に向けた取り組み
  3 本人中心の計画にするための留意点と課題

 第7章 知的障害者の支援計画とその実践(加藤 恵)
  1 インテークとアセスメントに基づく事例の概要
  2 本人中心計画会議と支援計画に向けた取り組み
  3 本人中心の計画にするための留意点と課題

 第8章 発達障害者等の支援計画とその実践(朝比奈ミカ)
  1 インテークとアセスメントに基づく事例の概要
  2 本人中心計画会議と支援計画に向けた取り組み
  3 本人中心の計画にするための留意点と課題

 第9章 精神障害者の支援計画とその実践(岩上洋一)
  1 インテークとアセスメントに基づく事例の概要(事例1)
  2 本人中心計画会議と支援計画に向けた取り組み
  3 インテークとアセスメントに基づく事例の概要(事例2)
  4 本人中心計画会議と支援計画に向けた取り組み
  5 本人中心の計画にするための留意点と課題

 第10章 障害児の支援計画とその実践(福岡 寿)
  1 インテークとアセスメントに基づく事例の概要
  2 本人中心計画会議と支援計画に向けた取り組み
  3 本人中心の計画にするための留意点と課題

 終 章 本人中心の相談支援の展望(門屋充郎)

 資料編

ケーススタディ障がいと人権
─障がいのある仲間が法廷を熱くした―
障害と人権全国弁護士ネット【編】
A5判並製 392頁 ISBN 978-4-903690-36-0 3150円
障害を理由とする差別や人権侵害に対して、権利救済を求めてたちあがり裁判を通してたたかってきた障害のある人たち。その様々な裁判に取り組んできた弁護士たちが、人権侵害事例の事件概要、判決要旨、結果へのコメントと今後の展望をまとめた、必読必携のケーススタディブック! 民事37ケース、刑事7ケース、計44ケースを詳説する。
【目次】

第Ⅰ部 民事事件
1 労働(6ケース)
 日本航空障害者雇用株主代表訴訟  田門浩
 障害者雇用率情報公開訴訟  田門浩
 視覚障がいのある人に対する解雇事件  佐藤由紀子
 歯科衛生士解雇事件  千木良正
 視覚障害のある高校数学教師の解雇及び休職命令無効事件  清水建夫
 知的障害者のリーダーKの労災死亡事件  清水建夫・田中省二
2 教育(9ケース)
 カニューレ装着幼児A子さん事件その1  大谷恭子
 カニューレ装着幼児A子さん事件その2  大谷恭子
 肢体不自由児Mさん事件  大谷恭子
 高校選抜不利益記載(行政情報)抹消等請求事件  大谷恭子
 貝塚養護学校事件  大谷恭子
 七生養護学校事件  伊藤敬史
 自閉性障害児失明事件  永井弘二
 小学校における自閉症児の転落負傷事件について  岸本史子
 西宮視覚障害児訴訟  竹下義樹
3 移動(6ケース)
 全日空精神障害者搭乗拒否人権救済事件  太田原俊輔
 航空機搭乗拒否事件  東俊裕・辻川圭乃
 高架駅エレベーター不設置違憲確認請求事件  池田直樹
 五能線・小海線車両の車いす仕様トイレ未整備事件  池田直樹
 新宿駅車いす介助ミス事件  池田直樹
 視覚障害者ホーム落下事件  竹下義樹
4 生活保護・年金・介護(5ケース)
 在宅障害者と介護給付  岡島実
 Sさん支援費訴訟  藤岡毅
 ALS患者に対する自立支援給付不足、他人介護料の不支給事件  舟木浩
 重度障害者の介護保障  竹下義樹
 障害基礎年金の「初診日」問題  池原毅和
5 虐待(5ケース)
 S学園障害児体罰事件  児玉勇二
 水戸事件  黒岩海映・樫尾わかな
 大阪給食PTSD事件  辻川圭乃
 友部病院事件  杉浦ひとみ
 精神障がいのある者に対する拘置所の処置  柴野和善
6 施設内事故(2ケース)
 重度自閉症者への安全配慮義務違反  西村武彦
 知的障害者施設浴槽内溺死事件  黒嵜隆
7 損害賠償(2ケース)
 障がいのある子の死亡事故  児玉勇二
 重度障害児の損害(逸失利益)賠償請求事件  瀬戸久夫
8 参政権(2ケース)
 ALS選挙権国家賠償請求訴訟  野村茂樹
 引きこもり症状をもつ人の選挙権国家賠償請求訴訟  野村茂樹
第Ⅱ部 刑事事件(7ケース)
 浅草レッサーパンダ事件  大石剛一郎
 宇都宮事件  大石剛一郎
 非定型精神病者の事後強盗致傷  金岡繁裕
 知的障害者・執行猶予期間中の窃盗事件  徳田暁
 中度知的障害者の自動車窃盗事件  辻川圭乃
 聴覚障害者万引き事件  岡島実
 知的障害者建造物侵入・銃砲刀剣類所持等取締法違反事件  徳田暁

 資料編